ミラクルデンチャー症例67 (40代 女性)
No.68 当院で実施した入れ歯症例 女性 40代
あとまわしになりがちの奥歯の治療
ついつい歯医者に足が遠のいていらっしゃったという方が、ホームページの入れ歯相談でよしはら歯科に来院されました。
奥歯が抜けた状態ですと、見た目にそれほど目立つところではないため、通院が遅くなってしまうことはありがちです。
さらには、反対側の歯で噛めていれば、それほど不自由はないかもしれません。
ただ、長い時間、歯がない状態が続くと、歯があったところの骨が痩せてきてしまい、いざ治療をしようと思ったときに大きな影響を及ぼすことがあります。
また、噛み合うはずの反対側の歯が伸びてきてしまったり、いつも負荷がかかる反対側の奥歯に支障が出てくることあります。
歯に一本一本それぞれ役割があり、特に奥歯となると、その影響は大きく回りの歯にダメージが及んでしまいます。
インプラントはできれば避けたい
お若い患者さんの場合は、当院でもインプラントを採用するケースがあります。骨の状態もよく、インプラント歯周炎にならないよう管理できて、外科手術に抵抗がない場合など、患者さんのご希望によって採用となります。
今回は、やはり人工チタンのインプラントを骨に埋め込むことへの心理的な抵抗があるということで義歯(入れ歯)の治療を選択されました。
最近は入れ歯の技術も進歩し、一昔前のように「入れ歯は噛めない、インプラントは自分の歯のように噛める」という単純なことではなくなりました。入れ歯でも自分の歯に近い感覚で、修理しながら長く使用できる時代になってきたように思います。
コンパクトなミラクルデンチャー
入れ歯は、最初は、どうしても異物感があると思います。お口の中に髪の毛1本入っただけで違和感を持つわけですから、入れ歯となれば想像に難くないと思います。
しかし、製作工程、トレーニング、調整によっては、自分の歯のように馴染んでくる入れ歯治療もあります。できるだけコンパクトで歪みやズレが少ない、ミラクルフィットの義歯がそうです。
ノンクラスプデンチャーと呼ばれる、軽くて小さい入れ歯は種類がたくさんありますが、ミラクルフィットは、見えないところ金属でしっかり補強し、周囲の歯に偏った負荷がかからないように全体で力を受け止める特殊な形態であるなどの特徴を持っています。
加えて、修理がしやすくお口の変化に対応できる点も大きなメリットになります。一般的なノンクラスプデンチャーは修理が効きにくい素材の場合が多く、耐用年数が短くなりがちです。
作製したミラクルフィット
治療の概要
年齢・性別 | 40代 女性 |
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治療費用 | 約250,000円(税込) |
治療期間 | 約2ヵ月(5回) |
想定されるリスク | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |